外壁塗装業者において、注意しておかなくてはならないのが、近隣トラブルに発展してしまう可能性があるということです。近隣への配慮がなく、悪質な業者に依頼してしまうと、近隣とのトラブルで頭を悩ませることになりかねないので気をつけなくてはなりません。よくあるトラブルを理解し、近隣住民とトラブルの起きにくい業者を選びましょう。
外壁塗装作業による騒音トラブルについて
塗装となれば音はそれほどないようにおもえますが、足場を組んだり材料や道具を持ち運ぶことにより音は出てしまう場合があります。
早朝や遅い時間となれば当然不快をあたえてしまうかもしれません。トラブルへと発展してしまうので気をつけなくてはなりません。昼間は仕方がないと大目に見てもらえても、土日となれば自宅でゆっくりしたいと考えているので、昼間でも苦情が発生する原因になります。
また幼い子供がいる家庭となれば、昼間でも赤ちゃんが寝ているので大きな音を出すと赤ちゃんが起きてしまい、迷惑をかけることになってしまいます。どのような人かにより騒音により気をつけるべき時間や曜日には違いがあることを理解しておきましょう。
近所の方の生活リズムを考慮し、迷惑にならない時間帯を選んで作業してもらうという配慮も必要です。外壁塗装では足場の組み立てが最も音が出る作業となります。組み立ては一日程で終わるのでタイミングを見計らって作業してもらうのがベストかもしれません。
塗料のニオイのトラブル
基本的には業者は飛散防止ネットを張って作業をするので、隣の家まで塗料が飛び散ってしまうということはありません。
しかし中には全部の部分にかけないずさんな作業をおこなう業者もあり、そうなればネットをかけていない部分から外構部分に塗料が飛び散ってしまう場合もなきにしもあらずです。そうなるとトラブルになってしまいます。きちんとネットを前面にかけて作業してくれるか、あらかじめ確認しておくと安心できるのではないでしょうか。
もちろん塗料は溶剤であるためニオイが発生してしまいそのことによるトラブルも珍しくはありません。少しでもニオイによるトラブルを避けるためにも、水性塗料を選んでおくようにしましょう。もちろん水性塗料も臭いはありますが、油性塗料と比べるとニオイは弱くなっているので苦情が出る可能性を軽減できるでしょう。
業者の自動車の駐車におけるトラブルについて
業者が利用する自動車によるトラブルもあります。足場組み立てなどの際には住宅の正面に車を駐車するケースが大半ですが、道路が狭いとなれば他の車や人が通ることが困難になってしまいます。外壁塗装の業者が自動車をどこに駐車するのかは、隣や向かいはもちろんのこと道路を共有する近隣住人の生活にも影響が出ることにもなりかねません。
業者選びの際には、自動車の運転マナーやモラルも重要です。優良な業者ならば事前に周辺住民に挨拶をしたり告知をしてくれますが、特に挨拶もしない業者が多くなっており、そうなれば工事の依頼をした人に不満や批判の矛先が向くことになってしまいます。もちろん外壁塗装を依頼するとなれば作業中に近隣に全く迷惑をかけずに済むということは不可能であり、どうしても避けられない部分は発生してきます。
しかし事前にいかに挨拶を丁寧にしておいたかなど、コミュニケーションをとっておいたかによって近隣住民の気持ちや考えにも大きな差が生まれることになります。印象を良くするためにも可能なかぎり理解を得られるように準備しておくことは、重要になってくるのではないでしょうか。
