アパート・マンションを長持ちさせるのに大事な補修工事の種類は多数あります。外壁塗装もその中の一つです。定期的な外壁の塗り直しをしなければ、建物へのダメージを外壁塗料で防げず、寿命が短くなってしまうなどが考えられます。ただ、アパート・マンションともなれば範囲が広いほど、またよい塗料を使うほど費用は高くなります。元手があり一括で支払えばよいですが、そうでない場合はどうすればよいのでしょうか。
いろいろな機関を活用して負担少なく外壁塗装をしよう
住宅や車を購入するときはローンを利用するのが一般に知られていますが、外壁塗装工事にもローンが利用できることをご存知でしょうか。それはリフォームローンというもので、外壁塗装にも利用できます。リフォームローンを組むときにはいくつかの選択肢があります。
まず、住宅ローンを支払っている場合、同じ金融機関でリフォームローンを組むという方法です。すでに一度審査されているため審査は通過しやすいというのがあります。また、利息を優遇される可能性もあります。金融機関によっては、住宅・リフォーム一体型に切りかえられることもあるので、利用中の金融機関に相談してみるとよいでしょう。
ただ、ローン組んでいる金融機関にリフォームローンの取扱いしてないというケースもあります。そんなときは単独で組む必要がありますが、単独で組む場合は金利が高めに設定されていることもあります。お得に組める方法がないか探ってみましょう。
また、外壁塗装業者がリフォームローン会社と提携している場合もあります。この場合は、外壁塗装業者が必要な書類を記入、ナビしてくれるなど、楽に手続きができます。この場合に注意しておきたいのが、外壁塗装業者がクレジット払いに対応しているかどうかです。クレジット対応していないと、銀行などの金融機関より高い金利になってしまう可能性があります。
外壁塗装業者自体が対応しているかも確認しよう
まずは外壁塗装業者自体がローン対応しているかも確認しましょう。今では多くの所では対応しているところがありますが、一部対応していない所も見受けられます。
しかしローンに対応していないからといって悪徳業者ということはありません。さまざまな事情で対応できないという所も少なくありません。業者をネットで探すときにはローン・対応などのキーワードで検索し、実店舗に相談にいくときにはその旨を伝えてから相談するとよいでしょう。
外壁塗装をローンで行うメリットとは
外壁塗装をローンで行うメリットには何があるのでしょうか。アパート・マンションともなると、額が高くて負担が大きいので負担を減らすというのはもちろんですが、最大のメリットは高性能の塗料の使用や、グレードの高い施工がしやすくなるというです。施工のグレードが高ければ塗る範囲が広いほど施工費用は高くなり、分割で支払えると負担が減るので、先のことを考えた施工をしやすくなります。
塗料の中で最も機能が高いとされるフッ素の塗料であれば、15～20年の耐久性が期待できるといわれています。一般的なウレタン塗料が10～15年の耐久性といわれているので、この5年の差は大きいといえるでしょう。また、預貯金を取り崩さなくてもよいというのも大きなメリットといえるでしょう。
決して安い工事ではないアパート・マンションの外壁塗装工事ですが、定期的に行わなければかえって建物への被害で高くついてしまう可能性があります。そうした将来のことを考えて適切な施工をしてもらわなければなりません。リフォームローンなどのさまざまな方法を活用しましょう。
