外壁塗装などの専門的なよしあしを素人が判断するのは難しいものです。アパート、マンションの外壁塗装も、もし施工にミスがあっても発覚するまでに時間がかかり、すぐに解決できないケースあります。今回は外壁塗装でよくあるトラブル例と、トラブル防止方法などをまとめました。
外壁塗装時に起きがちなトラブルとは
外壁のカラーを大きくイメージチェンジする場合は注意しましょう。「想像していた外壁色とイメージが違う」というトラブルがおこりがちです。カタログなどの小さな色見本だけを参考にカラーを決めると、イメージのくい違いが起こりやすいでしょう。
外壁塗装は面積効果の錯覚が起こりやすく、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見える特性があります。また、外壁塗装は、素人にはひと目見ただけでは工事の質を判断しにくいものです。「すぐに塗装が剥がれた」「手抜き工事の上に相場よりも高い費用を請求された」など、悪徳業者によるトラブルも起こりやすいのが実情です。
工事の質に問題がなくても、養生が手抜きだったり、遅い時間まで騒音が続いたりすると、近隣の住宅からクレームが入ることも考えられます。外壁塗装では、どの業者に依頼するかによってリフォームの満足度が変わりやすいため、信頼できる業者選びがとても大切なのです。
外壁塗装時のトラブルを未然に防ぐ方法とは?
外壁塗装でのイメージの食い違いを防ぐには、大きな面積でカラーを比らべることです。施工事例で同色を使用した建物があったら見せてもらう、また試し塗りをお願いしてみるなど、見え方の違いを業者とよく共有することが大切です。日なたと日陰、ツヤの有り無しなどによっても印象が変わることもあります。
悪徳業者による手抜き工事を防ぐためには、任せきりにするのではなく、進み具合は予定通りか、工事内容は事前の説明と一致しているか、足場をきちんと組んでいるかなど、ご自身できちんと確認するとよいでしょう。また見積もりを確認する際は、「一式」と書かれている場合は内訳を詳しく聞き、不透明な点をなくしておくことが大切です。万が一、追加で工事が発生した場合は、その場で了承するのではなく、必ず書面をもらうようにしてください。
また、近隣住民とのトラブルを防ぐには、施工前に挨拶をすることが大切です。特に隣の住宅との建物の距離が近い場合は、車や自転車などに飛沫が飛ばないように、安全な場所に一時移動してもらいましょう。また騒音や臭いなどは広範囲に広がりやすいため、2〜3軒先の住宅まで挨拶をしておくと安心です。
トラブルを未然に防ぐには信頼できる塗装業者に依頼しよう
業者選びは、外壁塗装のクオリティを左右する重要なポイントです。1つの業者だけに見積もりを取ると、費用の相場やサービスなど判断しづらいものです。業者は2〜3社ほど選定し、相見積もりを取ることをおすすめします。また費用が安すければよいということではなく、担当者の人柄やアフターサービスの有無、こちらの希望を汲み取ってくれるかなどを総合的に判断し、信頼できると業者に依頼しましょう。
外壁塗装で起こりうるトラブルは、イメージの食い違い、手抜き工事や法外な高額な請求、近隣からのクレームなどです。これらを未然に防ぐには、信頼できる業者選びがとても大切です。