コンクリート打ちっぱなし外壁に塗装は必要?

近年沖縄県のアパートやマンションなどでも見られる、コンクリート打ちっぱなしは、コンクリートを剥き出しにすることでおしゃれな外観創ることができます。塗装をしなくてもよいのか?どうやって塗装するのか?知りたい方も多いのではないでしょうか。コンクリート打ちっぱなし住宅のメリットやデメリット、外壁塗装が必要な状態、塗装方法について紹介します。

目次

コンクリート打ちっぱなし住宅

コンクリート打ちっぱなし住宅はコンクリートをそのまま外壁にすることです。デザイン性を重視したデザイナーズマンションでもよく見る外壁です。

コンクリートはセメントからできているので、耐火性にも優れています

また、木造に比べて層が厚く音を遮断しますので、音が漏れにくいという特徴もあります。騒音が気になる地域では、コンクリート住宅にすることで快適に過ごすことができるでしょう。ピアノやカラオケなど音楽を楽しみたい人にも適した住宅といえます。

反対にコンクリート打ちっぱなしは断熱性が低いというがあります。コンクリートは熱伝導率が高く外気の影響を受けやすいとされているため、夏は暑く冬は寒くなってしまうというデメリットがあります。

外壁塗装が必要な状態

コンクリート打ちっぱなし住宅は何も塗装が施されてないように見えますが、外壁塗装は必要です。

■ひび割れの発生

コンクリートは乾燥するとコンクリート内の水分が蒸発し、ひびが入ってしまいます。コンクリートは時間とともに劣化し、ひび割れにつながります。また、ひびの隙間から水や空気が侵入し、鉄筋が錆びりたり、悪化すれば爆裂が発生することもあります。

■しみの発生

コンクリートはほこりや排気ガスで汚れた雨なども吸収してしまいます。水分と一緒に吸収した原因物質が黒ずみになり、シミの原因となります。

コンクリート外壁への塗装方法

●コンクリート外壁の塗装方法には主に3種類があるようです。塗装方法によって耐用年数や仕上がりも違うので、自分の目的や予算に合った塗装方法を見つけましょう。

■撥水剤

新築のコンクリート打ちっぱなし住宅では一般的な塗装が撥水剤です。撥水剤は無色で防水性が高いので、コンクリートの質感を残したままコンクリートの劣化を防ぐことができます。費用は他の塗装と比べると安価ですが、耐用年数は3〜7年と短いので、こまめなメンテナンスが必要です。

■カラークリヤー

カラークリヤーとは無色のクリヤーという塗料に着色剤を混ぜたものです。素材感を残し美しく仕上げることができるうえに、防水効果が高いのが特徴です。撥水剤より費用は高く、耐用年数は5年〜10年となります。汚れを隠すために重ね塗りをすると、素材感が失われてしまうことがあります。

■再現工法

コンクリートを新築時のような状態に再現する方法です。非常に高い技術が必要な作業で、対応できる業者も限られてきます。色合いはもちろん、継ぎ目や丸いくぼみまで再現できます。塗装するというよりは芸術作品を作るというような方法で、耐用年数は5年〜10年です。

この記事ではコンクリート打ちっぱなし住宅の外壁塗装について紹介しました。コンクリートうちっぱなし住宅には、洗練された外観や耐火性が高いなどのメリットがたくさんあります。しかし、ひび割れやシミなどが目立ちやすいという一面があるのも事実です。いつまでも美しい外観を保つために、目的にあった塗装方法で定期的にメンテナンスを行いましょう。

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