外壁塗装施工でなにかと起こるトラブルが、お客様が希望していたカラーと違うといったものです。業者によっては、塗り直しが有料のところもあります。満足できる外壁塗装にするには、色選びのシミュレーション重要になってきます。また新規入居者獲得にも影響してくるでしょう。塗装行う前にシミュレーションの必要性と塗装で失敗しないポイントは何でしょうか。
外壁塗装のカラー選びはなぜ難しいのか
外壁工事で色選びでよく使われるのが、カラーパネル見本です。パネルで選んだものと塗り終えた色が違って見えることもあります。パネルは小さいので、実際に広い面積の外壁にその色を塗ったときに、パネルよりも濃く見えてしまうのです。見本を使うのであれば、希望するカラーよりもワントーン落とした薄めの色を選ぶほうがよいでしょう。
見本だけではイメージしにくいこともございます。施工する職人に希望のカラーを伝えたくても、なかなか思うようにイメージが伝わりにくいのも現実です。また、建物の周囲の景色とのコントラストやバランスなど、考慮して色を選びましょう。遠いところから離れて見てるのもいいでしょう。
また日陰、日当たり時、日差しの角度などによってもカラーが違って見えます。このような点から考慮して、カラー選びの際にはシミュレーションすることが重要です。
カラーシミュレーションの方法と必要性とは
最近では、外壁塗装会社の色のシミュレーションでは、画像処理ソフトを使用しているところが多いでしょう。外壁塗装で失敗しないためには、施工会社との施工前の念入りな打ち合わせが必須です。一緒にシミュレーションをして、おすすめのカラーの提案や丁寧に打ち合わせをしてくれる会社であれば安心です。そのような施工会社に任せたいものでしょう。
シミュレーションの方法は、パソコンを使い、画像処理ソフトを使うことが多いようです。実際に塗る色味をパソコンの映像にシュミレーションし、最も適したカラーを選んでいく方法です。中には1階と2階で外壁のカラーを変えたい人もいるかもしれません。そうした場合も、パソコン上で色を組み合わせてみることで、完成時の雰囲気が掴めます。周りとの景色や屋根とのコントラストなども、シミュレーションを見ればわかりやすいと思います。
またスタッフも一緒にシミュレーションすることで、顧客の希望が伝わりやすくなるというメリットもあります。丁寧なシミュレーションこそが、外壁塗装の入居者の満足度に繋がるのです。
カラーシミュレーションでチェックしたい事とは？
まず、自身が希望する家の雰囲気を決めましょう。ナチュラル系やモダン系、カジュアル系など理想とする雰囲気があるはずです。それによって外壁のカラーも、寒色系や暖色系のどちらが向いているのかがわかってきます。外観を引き締めたいのであれば寒色系、広く柔らかく見せたいのであれば白やパステル系、暖色系が向いていると言えます。
次に塗膜の質感も重要です。マット調にするかどうかによっても、見え方は変わります。最近では石調仕上げの塗料などもあるので、個性的な外壁にしたいのであれば、そのような塗料を使うのもよいです。それもまたシミュレーションしてみることで、どのような仕上がりになるかがわかります。沖縄は海が見える立地も多いことでしょう。距離をとって離れて見てみて海と映える外壁カラーを考えてみることもいいですね。いっそう素敵な住まいが実現するのではないでしょうか。
