瓦屋根にも塗装は必要

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沖縄は赤瓦を使った屋根が特徴

台風の被害の多い地域でもある沖縄は、台風に強い建物にするために工夫が施されています。たとえば、瓦が強風で呼ばされないよう、漆喰を瓦の継ぎ目に塗り込んで固定していることも特徴の一つです。瓦を固定することで飛ばされることがないため、被害がおきるのを最小限に抑えられます。

赤い瓦は沖縄の伝統的な屋根瓦であり、沖縄の南部でとれるクチャという泥岩を使用しています。クチャは鉄分を多く含んでいる土です。鉄分は酸化すると赤に変色するのです。

瓦屋根塗装の特徴

瓦屋根といっても種類があり、使用されている素材によって種類分けがされています。たとえば粘土系の瓦屋根は、昔ながらの日本家屋に使用されている代表的な瓦です。粘土系の瓦屋根は、粘土を瓦の形にかたどって焼き上げており、基本的にはメンテナンスが不要です。一方、セメント系の瓦屋根は塗装によるメンテナンスが必要になります。もしメンテナンスを行わなければ、瓦がひびわれたり破損したりして、雨漏りにつながります。

ただ、瓦屋根塗装は屋根材を葺き替えするメンテナンスよりも大幅に安いことが魅力です。

通常、葺き替えメンテナンスをするには130~160万円ほどかかりますが、塗装であれば40万円ほどしかかかりません。葺き替えすると20年ほど将来メンテナンスが不要になるというメリットがありますが、高額なのがデメリットでしょう。瓦屋根塗装の場合、10年ほどメンテナンスが不要になり、さらに半額以下の値段で施工できます。メンテナンス費用を安く抑えたい場合は、瓦屋根塗装がおすすめです。

瓦屋根を塗装するときの注意点

セメント瓦を塗装する場合、下処理が充分に行われているか確認しましょう。塗装は屋根の上から塗料を塗るメンテナンス方法ですが、いきなり塗料を塗っても充分な効果を発揮できません。瓦の表目にはセメントの駅が吹き付けられていたり、苔やカビなどの汚れも付着していたりします。

きちんと表面を洗ってから施工しないと塗料が密着せず、すぐに塗料が剥離してしまうのです。また、下処理を充分に行ったら、下塗材を充分に塗る必要があります。下塗材が不充分だと塗料が密着しないため、かなり量が必要であっても充分に塗りましょう。

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